造作キッチン 「函南の家」

「函南の家」では、素材要望からコンクリートキッチンを造作しています。天板重量で400kgあることから基礎延長として施工しています。
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表層処理は、油脂や水分の浸透を防ぐ表層皮膜を施し、クラック防止や配筋各寸法を確保することで存在感のあるものとなっています。組み合わさる材料にはステンレス、磁器質タイル、ムクフローリングと素材感のあるもので調和を図っています。
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このキッチンではダイニング、キッチンとの兼用カウンターとしていることから床高さを変えることで各作業寸法に対応しています。全体プランでは家事室を経由して回遊できることで動線分離と使い勝手を向上させています。
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IHヒーターはガゲナウ、特注シンクと端部の厚みを意識させない工夫、レンジフードは、アリアフィーナ、水栓はグローエと多種混合採用としていますが、調和とともにアフターメンテナンスのできる経路を確保しています。
昨今は、建築関係部材もネット等で商品のみで安価に販売されています。中間経費を削減して支給品扱いとされることもありますが、売るだけの販売者でアフターメンテナンスを考慮されない所が多いように感じられます。国内企画との違いに発熱するものや消耗品の類が購入できなかったり、関係部品の納入時期が長いものになったりすることもあるので販売店や取り付け施工会社での保証範囲、責任範囲の事前確認が必要と考えます。作り手側は、優良施工会社のみでなく、指定材とすることで必要以上に割高費用となる業者もあることから一概に判断できない状況もあると思います。実際の各費用がどの程度のものなのかといった情報が少ないことから見積り査定時には比較説明を行ないクライアント判断を仰ぐようにしています。要望に対してでき得る方向で手法を検討、可能性を繋ぐような設計を心掛けています。

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